マンションの売却査定が終わったら値引き交渉に準備​をしましょう

値引きのポイント

不動産売却一括査定「イエイ不動産売却査定」

これからマンションを売却する予定があるという方の中にはマンションを売却するのは初めてだという方もいらっしゃるでしょう。マンションを売却するといっても何から始めたらいいのか、何に気をつけたらいいのか、分からない事が多いかもしれません。今回はこれからマンションを売却する予定だという方に、査定後のマンション売却の流れとともに値引き交渉についてどんな準備が必要か見ていきたいと思います。

マンション売却を考えたら・査定依頼前に知っておきたい値引きの交渉とは

 

マンションを売却するからには少しでも高い価格で売却したい。誰しもそう思います。
では、逆の購入する側の立場からするとどうでしょうか。少しでも安い価格で新居を手に入れたいと思うのが普通でしょう。
マンション売却では、値引き交渉が行われるという事をまず頭に置いておいた方がいいでしょう。

まず、マンション売却の際の流れを査定の申し込みから順に見ていきましょう。

マンションを売却する際に売主は不動産会社に売却金額の査定を申し込みます。査定の申し込みは費用がかかりません。マンションがいくらで売却出来るのかという相場を知る意味もありますし、相性のよい不動産会社を知る意味もありますので、より多くの不動産会社に査定を申し込むのがいいでしょう。査定を申し込まれた不動産会社は、マンションの立地や、周辺の環境、マンションの築年数、同じような物件の取引事例などからマンションがいくらで売却出来るのかを査定し、査定価格を算出します。不動産会社から提示された査定価格を元に売主はマンションの売り値を決める事になります。マンションの売却価格を設定したらいよいよ売り出し開始です。内覧後に購入希望者が現れてマンションの売却が決まると次は契約です。買主から手付金を受取り、売買契約を締結します。約1ヶ月後に残金を受け取り、マンションを引き渡します。

以上の流れの中で、査定の後にその査定金額を元にしてマンションの売り値を設定するとお話ししましたが、実はこの設定した売り値のままでマンションの売買が成立することが難しいのです。つまり、売り出しの価格がそのまま成約価格となる訳ではないということです。中古でマンションを売却する際には、購入希望者から値引き交渉を受ける事が多いためです。ですから、値引き交渉が行われた後にマンションの成約価格が決まることになります。
査定金額が高かったためその金額で売却出来ると考えていたら、値引きの交渉で当初の予想よりもだいぶ安く売却してしまった、などという事のないように、マンションを売却しようとする場合には、売却査定の時点から値引き交渉を念頭に置いておく方がよいでしょう。

しかし、値引きの交渉があると言っても、どのように対処したらいいのか分からず不安に思う方もいらっしゃるでしょう。次に、値引きの交渉についてどのような点に注意したらいいのかを見ていきたいと思います。

マンション売却を考えたら知っておきたい・値引き交渉のタイミングとは

 

マンションの購入希望者からの値引きの交渉はどの時点で行われるのでしょうか。

マンションの売却活動が始まると、内覧が行われます。内覧では、マンション売却のチラシや広告を見て興味を持った人や購入を検討している人が実際にマンションを見に来ることになります。高い買い物になりますから、実際に自分の目で見てから購入するかしないかを検討するのです。広告を出してすぐに何件か内覧があるようなら、マンションが人気のある物件であると考えていいかもしれません。すぐにでも売却できそうだと思ってしまいますが、内覧者が多くても購入希望者がなければマンション売却まではまだまだです。
内覧の後でマンションが気に入って購入したいという希望者がいた場合には、不動産会社を通じて買い付け証明書という書類が売り主に渡されることになります。一般的には、値引き交渉のタイミングとはこの書類を受取った時点になります。
この買い付け証明書は、マンションの購入希望者が購入を希望する価格や引き渡しの時期などといった購入条件を売り主側に伝える書類になります。この書類には、売り出しの価格よりも低い金額で希望購入価格が記入されていることがほとんどです。売り主は購入希望者の条件を検討して、交渉を行う場合には仲介会社を通して売り主側の条件を回答するのです。ここで、売却の価格などの条件でお互いが合意すれば売買契約です。しかし条件にお互いに合意することが出来ない場合には、交渉が打ち切られることもあります。

愛着のあるマンションだから少しでも高く売却したい、値引き交渉なんて応じたくない、と考えてしまうかもしれませんが、値引きの交渉をしてくる人は、値段の折り合いがつけばあなたのマンションを買いたいと興味を持っている人になります。内覧をして気に入り購入する意欲があるからこそ、値引きの交渉を持ちかけてきていることは確かです。

では、購入希望者から値引き交渉があったら、必ず値引きに応じなければならないのでしょうか。値引きに対応しなかった場合、マンションが売却出来ないのではないかと心配になりますが、次に値引き交渉に応じるかの判断をどうするか見ていきたいと思います。

値引き交渉に応じるかどうかは売り出しからの経過期間で考える

 

購入希望者からの値引き交渉に応じるのかどうかの判断は、マンションを売り出してからのどれくらいの期間が経ったかで考えると良いでしょう。マンションを売り出してから成約までの期間はだいたい3ヶ月くらいが平均だといわれています。ですので、それを目安に考えてみるのがいいでしょう。

例えば、売り出しを開始してから1~2週間で早々に購入希望者が現れて、結構な額の値引き交渉をしてくるといった場合には、その後、値引き交渉のない購入希望者が現れたり、もしくは値引きのより少ない購入希望者が現れたりする可能性も考えておくべきでしょう。
しかしながら、売り出し開始から半年以上経った後での値引き交渉であったとすれば、値引きに応じるかどうかを検討する価値は十分にあると言えるでしょう。

また、値引き交渉があることを初めから念頭に置いておけば、売り出しの価格を最初から値引き分を見込んで少し高めに設定しておくことも可能です。マンションの売り出し価格を設定するには、複数の不動産会社に査定をしてもらったり、同じような物件の売り出し価格などを参考にしたりして適正な売却予想価格をあらかじめ把握しておくことが重要であるといえるでしょう。

マンションの売り出価格が、相場と比較しても無理のない妥当な価格であれば、値引き交渉もそれほど激しくはないでしょう。多少の値引き交渉で売却出来る価格であれば、売却までに時間がかかって売れ残ってしまう心配も少ないといえます。

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