マンション売却チラシの拒否方法

売却の流れと基礎知識

毎日毎日、マンションのポストには、本当に多くのチラシが投函されています。ピザの宅配、幼児教室のお知らせ、クリーニング店、新聞の試し読みなどなど。
その数々のチラシの中でも特に多く目に付くのが、分譲マンションや中古マンションの売却チラシではないでしょうか。

「マンション売却のご相談は、○○不動産へ」
「無料で査定します。マンション売却は是非当社に」
同じような内容の売却チラシが毎日何枚も投函され続けています。

マンション売却のチラシって拒否できないの?

ある時、家族からの何気ない一言から、「毎日大量に投函されるこのマンション売却チラシって、拒否出来ないのかな?」と思った事がありました。

最近、急に背が伸びた小学生低学年の息子。現在の彼の楽しみは、今まで手の届かなかったマンションの集合ポストを開けて郵便物を取ってくる事です。
「ポスト見忘れちゃったから、見てきてくれる?」とお願いすると、喜んで取りに行ってくれます。

が、先日、取りに出かけたままなかなか戻ってこないので、少し心配していると、しばらくして、
「いっぱい入っていたから、大変だった~」
と、ぐちゃぐちゃのチラシや新聞を、何やらたくさん抱えて帰ってきました。

聞くと、ポストから出そうとした時に、新聞と郵便の間に挟まっていたチラシを床にばらまいてしまったのだとか。あいにく、その日は雨で、チラシが濡れたマンションの床に貼り付いてしまったため拾いにくく、手間取ってしまったようです。

マンションではポストの近くに、チラシを捨てるためのゴミ箱を置いてくれているのですが、以前必要なハガキをチラシと一緒に捨ててしまった事があったため、ポストに入っているものは、一度自宅に持ってきて全て確認するようにしています。

今日も、入っていたチラシのほとんどは、マンション売却のチラシでした。中にはちゃんとした封筒に入っている売却物件募集のチラシもあって、必要な手紙と混同してしまいそうになります。

新聞やハガキなど必要なものを仕分けした後で、それらの売却チラシをゴミ箱に捨てていると、
「それ、何で捨てちゃうの?」
と息子。
せっかく頑張って取って来たのに、速攻で捨てられたのが気に入らなかった様子。

「だって、要らないチラシだから。」
「なんでいらないもの配るんだろう。もういりません!って言ってみたら?」
うーん。言われてみれば確かにそうだね。

マンション売却のチラシはその都度捨てているだけでしたが、捨てるために仕分けするのも確かに手間ですし、チラシの投函が無くなってくれればそれに超したことはありません。
勝手に配られるマンション売却のチラシを「要らない」と、拒否する方法が何かあるのでしょうか。
今回はその方法について取り上げてみたいと思います。

マンションに投函される売却チラシ。正直イラッとした経験ありませんか


「山ほどのチラシを毎日のように投函されて、本当に困っている!」
という方も多いと思います。
ちょっと数日留守にしていたら、チラシでポストがいっぱいになってしまっていた、という経験、よくあるかもしれません。

疲れてマンションに帰宅した時などは特に、ポスティングされたマンション売却チラシの多さに思わず苛立ってしまった経験、お持ちの方も多いと思います。

両手に荷物を抱えているのに、チラシが多すぎてポストから取り出せない。
イラッ。
多すぎるチラシが一度にうまく掴めなくて、2,3枚床にばらまいてしまった。
イライラ。
鞄を肩にかけ直し、スーパーの袋を腕に食い込ませながら、狭い所に屈み込んで拾った途端、持っていたチラシがまた床に落ちた! イライライラ。

即刻ゴミ箱に処分してしまえればいいのですが、大量のチラシの中に大事なハガキなどが紛れているかもしれません。それをいちいち仕分けをするのは本当に手間がかかります。

ポストのそばに、チラシを捨てるためのゴミ箱を設置しているマンションも多いかと思いますが、一晩ですぐにいっぱいになってしまいます。

マンションにゴミ箱を設置するのにもコストが掛かっていますし、地域によってはゴミ袋が有料の所もあります。迷惑なチラシの処分のためにお金を払わなければならないなんて、何だか納得がいかない気がしますね。

マンション売却のチラシは、様々な迷惑チラシの中でもかなりの割合を占めると思われます。すると、この売却チラシを拒否することができれば、かなりの量を減らすことが出来ると考えられそうです。

それでは、マンション売却のチラシを拒否するには、どんな方法があるのでしょうか。

これでイライラから解放されるかも!マンション売却の迷惑チラシを拒否する方法


大量に投函されるマンション売却のチラシに困っている場合に、それを拒否する方法の1つ目は、ポストに「チラシお断り」のステッカーを貼ることです。

ステッカーを貼る事で、明確に「チラシを入れて欲しくない」という意思表示をしてみましょう。

ポストの投入口周辺に目立つように貼るのがいいでしょう。 ホームセンターなどでステッカーを売っている場合もありますが、マジックなどで紙に書いたものをテープで貼ってもいいと思います。とにかく、ポスティングスタッフの方の目にとまるように、なるべく目立つように目につきやすい場所に貼るのがいいでしょう。

基本的には、きちんと意思表示をされているお宅に、強引にポスティングをするのは控えるはずですし、ポスティングスタッフの方は実際にそのような指導もされているようです。

これは、やってみようと思い立ったら、すぐにでも簡単に試すことの出来る方法ですね。

では、この他には何か方法があるでしょうか。

迷惑なチラシを拒否する方法の2つ目は、「チラシに明記されている会社、営業所に苦情の電話をしてみる」です。

もし、ステッカーを貼ってみて、目立った効果が得られない場合は、ポスティングをさせている会社、大きな会社であれば、担当の営業所に電話をして配布しないように苦情を申し立てることです。
もし、複数の営業所があり、それぞれの支店からチラシが投函されるといった場合は、それぞれの支店に連絡するのが確実です。支店間ではそういった情報を共有していない場合がほとんどだからです。

ここで重要なのは「意思決定が出来る人物まで、苦情が届いている必要がある」ということです。会社では、苦情のあったお宅やマンションを配布禁止の物件としてポスティング会社にリスト化して指示を出すようです。
ただし、この対策は、マンションの売却チラシをポスティングしてくる業者の数だけ、苦情を申し立てなければならない、という事になります。

個人で対処していくのはなかなか難しい問題だと思いますし、やはり限界がありますので、マンションの住人の方々ともよく話し合いをして、大多数の意見としてマンション全体で迷惑チラシを撃退に向けて、盛り上げていくのが有効な手段なのかもしれません。