中古マンションを売却するときは不動産会社選びが大切!探し方と見極め方

不動産会社の選び方

中古マンションを売却するのときに大切なことは、不動産業者選びです。
中古マンションの売買に長けている業者を探し見つけることが中古マンションの売却で失敗しないポイントです。
良い業者出会うことができないと、いつまでも売却したい中古マンションの買い手が見つからず、最終的に安い額で中古マンションを売却することになる場合があります。
今回は、中古マンションの売却において不動産業者を選ぶポイントや、業者選びを失敗したときに受ける損失や、失敗後の解決策までをご紹介します。

いい業者を選ぶために、査定を出すときに気をつけること


・いくつかの業者から査定を出す
査定額を出すとき、面倒だからと1つの業者でしか査定額を出さない場合があるかと思います。
1つだけ査定をとった業者が中古マンションの売却をあまり得意としていなかったとき、値下げをするはめになり損をしてしまうことがあります。
さらに、1つの業者でしか査定を取っていない場合、売却予定の中古マンションの査定額を他と見比べることができません。
中古マンションがだいたいどのくらいで売られているのかを知らないのをいいことに、業者が得をして売主側が損をするような形で売却の話しが進められる可能性もあるのです。
これらを避けるために、必ずいくつかの業者から査定を取るようにして、売却する中古マンションの価値を知っておきましょう。
面倒でも必ずたくさんの業者から査定を取ることがいかに大切かわかりましたね。
また、業者の中には売主の中古マンションを自社の顧客に売却する両手仲介や、他社に売却する中古マンションの情報を開示しない囲い込みといった売主が損をするようなことを行うところもあります。
両手仲介は、売主も買主も自社のお客さんであり両者に異なる業者がつかないため、公平に売買の話しが進められないことがあります。
囲い込みは他社に情報を開示しないことで売却する中古マンションの買い手が付きにくくなり、より高い金額で売却するはめになります。
これらを避けるために業者に対しては、「いくつかの業者から査定を出しているから代わりの業者はいくらでもいる」と強気で出ることが大切です。
たくさんの業者から査定を出すのが面倒な場合は、インターネットにある一度でいくつもの業者から査定を出してもらえるサイトを利用するのがおすすめでうす。
これをやらないことで何百万というお金を損してしまう場合があります。損をしないためにもたくさんの業者から査定を出すことを必ず行いましょう。

・査定額を見ただけで業者を決めないようにする
売却する中古マンションの査定をとった後にも、業者選びで大切なポイントがあります。いくつかの業者から査定をとったとき、一番高い査定額を出してくれるからといってその業者がいいとは限らないという点です。
査定額は、だいたいこのくらいで中古マンションが売却できるという予想の金額を業者が出しています。そのため、必ずしも査定額通りに売却できるわけではありません。
さらに査定額は、業者は自由な値段を出すことができます。契約を取りたいからといって、わざと高い査定額を出す業者もあります。
高い査定額だからといいその業者に依頼したとしても、近隣に同じような条件の中古マンションが安い価格で販売されていたら、買い手がつかず結局査定額からかなり値下げをして売却することになります。
そのため売却する中古マンションの査定額が出たあとは、高いところを選ぶというわけではなく、中古マンションが売却できるだいたいの値段を知っておくようにしましょう。
では、実際にどんな業者を選ぶのがおすすめなのか見ていきます。

中古マンションの売却煮特化している業者


中古マンションを売却するとき、仲介を依頼する業者は、中古マンションの売却に特化している業者を選ぶことが大切です。
業者の中には、中古マンションではなく、戸建てや訳あり物件の売却に特化しているところもあります。
そのため、中古マンションの売却は苦手という業者に依頼をしてしまうと、中古マンションの買い手が付きづらく、値下げをして安い価格で売却しなくてはならなくなる場合があります。
さらに、どの場所での中古マンションの販売に強い業者なのかもしっかり見ておく必要があります。売却予定の中古マンションがある地域で、中古マンションの売却において実績がある業者なら、どのくらいの値段であれば早く売却ができるかなどすぐに判断ができるからです。また、その場所で中古マンションを探している買い手の情報も多く持っているため、心強いです。
さらに、都市部に近く交通になんの不便のない上に、部屋の様子も良い中古マンションであれば、買い手が付きやすいので、悪質な業者でないことがわかればそこまで慎重に業者を吟味する必要はありません。
ただ、都市部から離れていて、通勤や通学などにも不便を感じるような中古マンションや、何か問題のある中古マンションの場合は、業者選びを慎重に行う必要があります。
中古マンションに何か問題がある場合、事情のある中古マンションの売却を得意としている業者があります。
そのような業者をいくつか見つけ、その中でどの業者がいいのかを吟味するために、査定を申し込むときに、どのような部分に問題のある中古マンションなのかを明記するようにしましょう。
隠した方が売却しやすいのではないかと感じ、書かない人が多くいますが、後々問題となっては大変です。また、後からこのような問題がありますと業者に伝えても、査定を出した業者が、問題のある物件の売却は得意としていないとき、結局不利な形で中古マンションを売却することにも繋がります。納得できない売却の価格のとき、また一から業者を探すのも時間がかかり大変です。
そのため、自分が損をしないためにも、一度で複数の業者から査定を取れるサイトで申し込む段階で問題点を記載しておくようにしましょう。
自分の中古マンションは、売れにくい物件なのではないかと考えている人は、業者のこともよく調べた上で、どの業者が自分に合うかゆっくり選んでみてくださいね。

両手仲介を行っていない業者


不動産業者に中古マンションの売買の仲介を依頼する場合、売主側も買主側も業者へ仲介手数料を支払う必要があります。例えば、売主の仲介をA社が行い、買主の仲介はB社が行っている片手仲介は、それぞれの業者に仲介手数料が入ります。
しかし、売主も買主もA社が仲介を行う両手仲介の場合は、A社が売主と買主から仲介手数料をもらえるので2倍の金額が手に入ることになります。
両手仲介は、業者がかなり得をするため、両手仲介を行うために売主にとって不利な行為を行う可能性があるのです。
その行為としてもっとも多いのが囲い込みです。売却予定の中古マンションを他の業者からの買い手がつかないようにするため、中古マンションの売買の情報を隠し、ちゃんとした宣伝を行わないということをします。
他の業者から、売却する中古マンションについての問い合わせがお客さんから入ったという連絡がきても、「他のお客さんと既に交渉中」という虚偽の情報を伝えたりするのです。
そのため、売却する中古マンションの買い手が見つかりづらくなり、売却までにかなりの時間を要することになってしまいます。
また、両手仲介を行う業者は、中古マンションに早く買い手の顧客を見つけるために、査定を出した金額よりも大幅に値下げをした金額で中古マンションを売却しようともします。
たとえば、査定額が3,500万円で、売主も納得してその額で売却することを希望しているとします。見つけてきた買主が、3,000万円での売買を希望しているとき、通常の業者は、3,500万円で買い取ってくれる買主を改めて探してくれます。しかし、悪質な両手仲介を行う業者は、売主を言いくるめて早く売却させようとしてきます。
ひどいときには、他の業者から査定額のままでの購入を希望するお客さんからの連絡がきていたとしても、仲介手数料をとるために、3,000万円での購入を希望する買主を優先させていることがあります。
両手仲介を行う業者がすべてこのような悪質なことを行っているわけではありませんが、実際に行われている場合が多いと言われています。
このような業者を避けるためにも、早く買い手が見つかったとしても、査定額よりもかなり低い金額での購入を希望しているときは、業者を一度疑ってみることが大切です。
大きな金額を損して中古マンションの売却を行うことにならないよう、両手仲介を行っている業者を選ぶときは、疑うことを忘れないようにしましょう。安心して中古マンションを売却したい場合には、査定をだしたあとに、両手仲介を行っていない業者を選ぶことがおすすめです。

業者選びに失敗したときに受ける損と解決策は?


中古マンションの売却で業者選びに失敗をしてしまうと、時間とお金の2つの面で損をすることになります。
時間で損をしてしまうとき、その原因として業者が売却する中古マンションの宣伝などをちゃんと行っていなかった場合にあります。
ちゃんと宣伝を行ってくれない業者を選んでしまうと、中古マンションの買い手がなかなか見つからず動きのない時間を過ごすことになります。
さらに中古マンションは、時間が経つに連れてその価値もどんどん下がっていってしまうのです。査定で出た額よりも、安い価格で販売しなくてはならないことに繋がります。
経験していないと想像しずらいですが、全く動きがないと、気持ちだけが焦り心の負担にもなります。
お金の面では、先ほど紹介した通り両手仲介で悪質な仲介をする業者に当たってしまったとき、中古マンションが早く売れるよう値下げを急いできます。そのまま値下げをして売却すれば、他の業者に頼んでいれば本来もっと高値で売却できるはずだったお金を損してしまうのです。
もし、おかしいと感じる業者に当たってしまったときは、仲介業者と契約している期間は3ヶ月となっています。3ヶ月経ったら、業者を選びなおすことができるのです。
ちなみに、中古マンションを売り出してからその情報が知れ渡るまでには、
2ヶ月程度かかると言われています。そのため、3ヶ月間で売却するのは難しいと思っておいた方がいいでしょう。
3ヶ月後再び更新し、半年を過ぎても売却されないという状態の場合は、新しい業者を見つけた方がいいかもしれません。
対応の良い業者の場合、違う業者に変えたいということは伝えにくい場合があるかと思いますが、資産である中古マンションをできるだけ高値で売ることを考え、最善の行動をするべきです。
半年以上売却ができなかった中古マンションでも他の業者にした途端すぐに買い手が見つかるなんていうこともあると言われています。
中古マンションをできるだけ高値で売るために、査定はたくさんの業者でとるようにして、その後の業者選びも慎重に行ってみてくださいね。