念願のマンション購入!
結婚して子どもが生まれて…等、幸せな生活を思い描きながら購入した方が多いのではないでしょうか。しかしながら、離婚やリストラなど人生どんなことが起こるか分かりません。念願のマイホームを売却しなければならないという事も起こり得ます。常に自分のマンションの価値を査定サイトなどで査定に出し、把握しておくことも大切。
そんな時は、自分でマンション購入してくれる人を探したり、ネットで簡単にできる中古マンション一括査定に出したりと、手放す方法を考えるものです。住宅ローンの支払いが困難になった時には、任意売却か競売で一括返済が可能です。任意売却や競売に出しても、一括で返済できず、残ってしまったローン金額はその後も返済し続けなければなりません。
そう聞いて、「任意売却した後、残ってしまった借金はどうしたらいいの?」「任意売却した後、支払額は毎月いくらなの?」「自己破産することになった場合、住宅ローンののこりはどうなるの?」等、様々なことが頭をめぐっているのではないでしょうか。
ズバリ任意売却が出来た場合、ローンの残りの支払いは債権者との交渉次第で、毎月1万円から2万円ほどの返済となるケースがほとんどです。今回は、売却を決意した際の中古マンション売却査定のポイントと、中古マンションを任意売却した後、ローン残債の返済に焦点を当ててお伝えしていきます。
特に、任意売却を検討している方は、今わからないことが多く不安な気持ちを抱えている方が多いかと思いますので、ぜひ最後までご覧いただき、少しでも安心して売却活動が進められればと思います。
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念願のマンション!しかし、怖いのは住宅ローン
マンションを中古で売却に出した後、頭を悩ませる状況となるのは「オーバーローン」となった場合です。皆さんがどんな結末を迎えるかは、オーバーローンなのかアンダーローンなのか、という点で異なってきます。オーバーローンとは、住宅ローンの残額が中古で売れた金額よりも多い事を指しています。その反対で、アンダーローンというのは、中古マンション売却金額が、ローンの残り金額よりも少ないことです。
住宅ローンの支払いが難しくなった時に、オーバーローンの場合はとても困ったことになります。オーバーローンでは中古マンションを売却できた後も、残った借金を返済していかなければならないのです。それは中古マンション一括査定に出して通常通りの売却が出来た場合でも、任意売却でも、競売でもどの方法で売却できたとしても同じです。
オーバーローンの場合でも不動産会社を介しての一般的な中古マンションの売却は出来ますが、中古マンションを売却するには、売却する時に一緒に残りの残債も返済しないといけません。毎月住宅ローンの返済をしていくのが厳しい方がマンションを売却する場合には、きっと住宅ローンを一括で返済することもできないですから、査定に出して不動産会社に仲介に入ってもらい、中古マンションを売却するという事は難しいでしょう。
一括でローン返済しなければならない売却のとき
通常通りのマンション売却は難しいという方は、中古マンションを競売もしくは任意売却する事となります。もちろん、その際にも自分のマンションの価値を知っておくことは大切ですので、無料査定には出しておきましょう。競売や任意整理、というのはお金を貸している側・債権者が貸しているお金を回収するため不動産売却と言えます。
競売とは、法的な方法であり、抵当権の実行に基づいています。任意売却とは自主的な売却のことですが、査定に出して中古マンションを売却するという一般的な方法とは少し異なります。競売、任意売却ともに普通の中古マンションの売却と何が違うのかというと、お金を貸している側に対して、一括での返済をしなければいけないかどうかという事です。
競売や任意売却は、一括返済が不可能な方が選択する中古マンションの売却方法です。一括返済が可能かどうかは、査定金額を出して検討しましょう。中古マンションを売却して、残りの住宅ローンがあるとしても、一括で返済するように言われることはないです。住宅ローンというのは一般的に、3ヶ月以上未納が発生すると、「期限の利益の喪失」となります。これは、お金を借りている人が持っている権利。どのような権利かというと、借金がある場合に、少しずつ長期スパンで毎月返済する形で返済をしていっていいですよ、という権利の事です。
住宅ローンというのはご存知の方も多いと思いますが、借り入れをしてから返済するまでの期間が長くなれば長くなる程、毎月の返済する金額は少なくなるのです。ですから、返済し終わるまでに長い時間をかけているかどうかで、お金を借りている側により利益があるという考え方のことです。
しかし、その住宅ローンの返済が滞るということは、ローン契約時の返済契約違反となってきます。契約違反となりますから、お金を貸している方は、約束を破った人に対して期限の利益を与えません。そのような方には、一括で中古マンションのローン返済を要求してきます。
ただ、毎月のローン返済が出来ない方に対して、一括での返済を求めても支払いは不可能ですよね。そこで、中古マンションを売却するということで、一括での返済をしてもらうことになるのです。常に自分のマンションの今の価値を把握しておくことはトラブルを避けることに繋がりますので、査定金額を調べておきましょう。
強制的にマンションが売られてしまう?!
中古マンションを購入した際にローンを組んだ場合、その債権者は土地もしくはマンションに「担保」を付けます。これが「抵当権」です。抵当権を実行することで、お金を貸している方は法に則って債務者に一括での返済をしてもらうように宣言できるのです。これが「競売」と呼ばれています。
アンダーローンの場合は、一般的な方法で中古マンション売却が出来ますから、一括査定に出して査定額を把握し、早めに売却活動しましょう。
債権者からすれば、貸しているお金が返ってくるかどうかが重要なので、別に通常売却であろうが、任意売却でも競売でもなんでもいいのです。お金を借りている人から全額回収できればいいので、もし債務者が自分から中古マンションを査定にだし、売却して一括で借りている額を返してくれるなら、それでも良いのです。
3か月以上のローン返済の滞納が続くと、そもそも任意売却や競売となる前に、前述した「期限の利益を喪失」した状況となり、この時点でブラックリストに掲載されます。ブラックリストに載るのは任意売却や競売にだしたから、ではなくマンションのローン滞納が理由です。任意売却というのは、法的な手段ではないですから強制的にはできません。中古マンションの所有者が「このマンション、売りに出します!」と声を上げない限りは、お金を貸している側がマンション売却を強制的にすることはできないのです。
中古マンション売却時には、査定額を把握しておくこと
強制的に中古マンションが売却される可能性があるのは、競売。任意売却では、話し合いの元で行われます。マンションを中古で売却するか否か債権者と債務者とで決めていきます。中古マンションを売却できた後に残るローンの残りの返済についても話し合います。査定金額を把握して、オーバーローンになるのかどうか、オーバーする場合にはその額はいくらか、残りは毎月いくらずつなら返済できるのか自身でよく考えておきましょう。