マンションを売却するときは売却対象者を考えてみることが大切

売却の流れと基礎知識

売却対象者を考える

 

物件はどのような人が住むかを考えて作られていますよね。マンションでも一人暮らしか新婚夫婦、または子育てファミリーなのかによっても選ぶ物件は違います。売却しなければならなくなった中古マンションの場合はどのような人を対象とするのでしょうか。それによって売却できるかを考えてみると良いかもしれません。

1Kから1LDKとなると、一人暮らしの方、もしくは新婚夫婦の方や子育てが終わった世代(子供たちは家から出ている)の方が住むことが多いと思われます。2Kから2LDKとなりますと、子供が生まれて今から子育てしていこう、というファミリー層が多くなると思います。そして子供が大きくなってきたときに、今度は子供の部屋が必要になってくる。子供の人数が多ければ多いほど、3LDK以上必要になるのではないでしょうか。

賃貸であれば引っ越しでそのような変化にも耐えられるかもしれませんが、購入となった場合は、先々を見据えて購入されることだと思います。その購入タイミングも結婚して子供が生まれたときのことを考えて購入する方が多いと思います。

自分の持つ中古マンションが単身向けであった場合、売却対象となる方は限られてくると思います。一括査定をして思わしい査定額が出ない、でも利便性のある場所であれば売却よりも賃貸という選択もとることができます。

住居を選ぶ基準は子育てにある


マンションを買うタイミングとして「子育て」が大きく関係してきます。子供のことを考えるとどうしても周りの環境を第一に考えます。治安の良さ、学校帰りの通学路、病院が近くにあるか、ドラッグストアの有無、周りに公園があるか等、小学生以下の子供たちが安全に遊べて子育てがしやすいか、を考えます。子供が小さいうちは通勤に便利、ということよりも優先されてしまうのです。

そのため、駅近の中古マンションと駅からは徒歩20分くらいかかるけれども静かな場所を比べると子育て世代は後者を取ることが多いと思われます。大人が職場は近い方が楽、と思うように、子供は学校が近い方がいい、と思うわけです。でも大人は自由に動けますし、色々なこともわかっていますし、対処もできますから、まだよくわからない小さな子供たちが学校に近い方が登下校も安心できるわけです。

2LDK以上の売却しなければいけない中古マンションをお持ちの場合、駅から遠いからそんなに高値で売れないだろう、と思うかもしれませんが、子育てには良い場所であれば売却可能性は高くなります。一括査定を利用して査定額を出してもらうことをおすすめします。

駅近物件のよさはとにかく利便性の良さです。毎日の通勤通学は欠かせないものでしょう。ですが、駅近物件のデメリットと言えば、利便性とは引き換えに、住居そのものが狭いことや、場所によってはビルによって日当たりが悪い物件も多々あります。共働き家庭では子供を保育所に、となると駅近の保育園はどうでしょうか。園庭がないという場所もあるのではないでしょうか。子供には昼は沢山走り回ってほしい、と思う親御さんが多いと思います。また預けに行く際、遠い場所しかない場合、保育園に送り、そこから出勤となると余計に遠くなる、という方もいらっしゃると思います。

喘息持ちの方だとできるだけきれいな空気の場所に住みたい、と思われると思います。川崎市では喘息患者医療費支給事業の制度があるくらいです。大人が大丈夫でも子供が喘息になりひどくなった場合は売却し、引っ越しを考えることもあると思います。

単身、ファミリー世代、どのような方でも中古マンションを売らなければならない状況になることがあります。綺麗な状態で住めば、査定したときに高値がつく可能性があります。売却タイミングが決まっていなければ、きれいにしてから査定してもらいましょう。