マンションは結婚したら購入する?
結婚したらマイホームを購入、という方も多いのではないのでしょうか。地方では戸建てを建てる方が多いと思いますが、都心の方だとマンションを購入される方も多いと思います。よく考えている方は、しばらく賃貸アパートや賃貸マンションで過ごして、収入の目途が立ったらマンション購入を考える、という方もいらっしゃると思います。
マンションや戸建てのマイホーム購入は、人生の中の買い物の中で一番お金がかかるものではないか、と思います。憧れのマイホームは欲しいと思う方が多いと思います。それでも結婚してすぐに購入するのはとても不安があると思います。しかし今は35年の超低金利ローンがあり、購入しやすい時代になりました。
結婚したら、というよりかは30歳までに35年の住宅ローンを組む、ということにメリットがあります。この数字を見たら「なるほど」と思う方、そうです。定年が65歳なので定年でローンが終了する、ということです。結婚したら、と言いましたのは、2017年1月の厚生労働省投影情報部「人口動態統計」によると、平均初婚年齢が男性は31.1歳、女性は29.4歳となっていますので、結婚したらマンション購入、となる方も多いと思われます。
そのようなデータがある中でも、晩婚化が進んでいると言われていますので、40代で初婚の方もいらっしゃるでしょう。その場合、35年の住宅ローンを組んでしまうと定年を迎え、老後の年金生活中でもローンを支払わなければならなくなりますので、考えましょう。年金制度が20年後はどうなっているかまでは想像がつきません。現在80歳代の方は年金生活が潤っている話も聞きますが、65歳から70歳代の方は、年金だけでは生活できない、と話している方もいます。ですので、住宅ローンの組み方は年齢によって変わることを押さえておきましょう。
また35年ローンが組めた時、ボーナス返済なしでも定年までに完済でき、貯金もできるので、子供が生まれた場合の資金も貯蓄できることになります。30歳でマンション購入は、一番良いタイミングなのではないでしょうか。
マンション購入は中古?それとも新築?
ではマンションを購入することになった際、中古を購入するのか、新築を購入するのか、という所で迷います。金銭的なことがなければ迷わず新築を選ぶと思いますが、大きな買い物なので、新築か中古かで迷います。新築は誰も住んでいない、初めから自分の家、となるわけですから、とても気持ちがいいものです。中古は知らない誰かが住んでいた家、でもリフォームされていたり、前の方がきれいに使っていたりして、そんなに古びた感じもない。そして新築よりも値段が何百万円と違うとなると、どちらを買うべきか悩みます。
また人生設計の中に初めは中古マンションで数年住んで売却し、あとから新築のマンションに引っ越そう、と考えている方や、収入の面を考えて、最初は賃貸で後から中古マンションを購入しよう、と考える方もいらっしゃると思います。金銭的余裕のある方でしたら、マンションの購入を2度考えても良いと思います。住宅ローンを組まなくてもやりくりできるほどの収入がある、遺産があるから貯金がある。といった方は新築、中古、どちらのマンションの購入にも困らないかと思います。またいざ売却することになっても、さほど査定金額にはこだわらなくても金銭的に困らないかとも思います。
賃貸マンションの後のマンション購入はリスクがある
初めは賃貸で過ごしながら貯蓄してマンションを購入する、と考えた方、でもそれは実は損になるのでは?と思ったことありませんか。実は先に貯蓄しながら家賃等を払っているので、貯蓄額としては先に住宅ローンを組んでいる人とあまり変わりはありません。時々中古マンションのチラシを見ると、ローン返済月々3万とかとても安く載っていたりしますよね。そうです、一般的に家賃より月々のローン返済額の方が安いので、貯蓄の増え方はローン返済している方より低い可能性があるのです。
後で購入するという場合は、それでも貯金があるため、頭金が多くなると思います。そのため、借入額は少なくできるというメリットがあります。ローンを組むことが好きじゃない方は多いです。車を購入する時もローンを組めますが、一括で購入される方もいますね。そのため、初めは貯蓄して住宅ローンはできるだけ少なくしたい、という方もいます。
ですが、注意は必要です。貯蓄したお金をすべてマンション購入に充てると、子供の教育費が捻出できなくなる恐れがあります。首都圏ですと、中学受験等で教育に力が入るところも多いです。中学受験のために塾へ通うその費用もすごくお金がかかります。無事入学しても、私立ですとさらにまたお金がかかることが目に見えています。
さらに、遅くローンを組んだとすると、65歳までに完済しようとして、更に月々の返済額が増える、ということになります。そうすると、教育費、返済金、家計費などで老後の貯蓄をする期間が減ってしまうことになります。ですので、一見計画的に見えますが、実は苦しいということも知っておきましょう。