小樽に引っ越す人へ伝えたい大切なこと

引越し

小樽といえば、北海道でも有数の観光地ですが、そんな小樽に引っ越す人にお伝えしたい大切な手続きがあります。

そのうちのいくつかを今回の記事でご紹介します。

自動車とバイクに関する手続き

自動車やバイクを持っている人も多いかと思いますが、これらについても引っ越しの時の手続きを忘れないようにしたいところです。自動車やバイクに関わる引っ越し手続きはたくさんありますので、他の手続きの兼ね合いも踏まえて、予定をうまく組んで手続きをしていきましょう。

自動車・バイク共通でまずしたい手続きといえば、運転免許証の住所変更です。運転免許証は全国津々浦々で身分証明として使用できるため、新しい住所を管轄する市区町村役場で転入届を提出した後、できるだけ早く運転免許センターや最寄りの警察署で手続きを行います。役所に行ったついでに住民票を手に入れておくと、免許証の住所変更手続きの時に助かります。

免許証の手続きが済んだら、次は車庫証明書の住所変更です。原則として転居してから15日以内に新しい住所を管轄している警察署で行います。この手続きには車庫証明書などの申請・受け取りの計2回、警察署に足を運ぶ必要があります。申請から受け取りにかかる日数はおよそ1週間です。

車庫証明の書類を受け取った後、車検証の住所変更手続きがあります。こちらは新住所を管轄している陸運局で行います。各都道府県の陸運局ホームページに、どの市区町村を管轄しているか、わかりやすくまとめられています。

ちなみに車検証の住所を変更しないと、自動車税・バイク税の請求がいつまでも旧住所に配達される上、その自動車を売ることになった場合に住所の移り変わりを戸籍の附表で説明しなければならなくなる、など問題が生じます。そのため転勤族の人など住所が頻繁に変わる場合は、あえて車検証の住所を実家などに決めておく人もいるようです。

車検証の住所変更が終わったら、自動車と排気量が125ccより多いバイクは、陸運局の管轄が変わる場合にナンバープレートの再発行も行います。125cc以下の原付は市区町村役場でナンバープレートの手続きを行います。原付の場合は引っ越し前後どちらの役所でも手続きが可能です。しかし旧住所地で行う時は一旦廃車扱いになるため、手続き後はナンバープレートがなくなり乗って帰れなくなります。新住所まで原付での移動を考えている人は、新住所地で手続きすることをオススメします。

ちなみに車庫証明からここまでの手続きは自力で行うこともできますが、ディーラーや行政書士などに依頼することも可能です。陸運局の業務は平日のみとなっていますので、平日に休みが取りづらい人は検討してみてはいかがでしょうか?引っ越しと次回の車検の日時が近ければ、車検のついでにお願いするといいかもしれませんね。

最後に、自動車任意保険や自賠責保険など、保険の住所変更を忘れずにしましょう。保険会社からの必要書類やお知らせがうまく届かなくなりますので、早めに保険会社に変更の書類を送ってもらいましょう。

パスポートの住所変更

引っ越し先が決まったら、パスポートの住所変更もしておきましょう。

パスポートは国内外で身分証明書の役割を果たします。海外に行ったらホテルでの宿泊や飛行機へ乗るとき、出入国審査などいろいろな機会で必要です。

ですが、日本国内では身分証明としてパスポートを使うことはあまりないようです。保険証や運転免許証、外国籍の方は在留カードは普段携帯しないと困る上、カード式ですので財布などに入れていることが多く、身分証明書として手軽で便利です。それに比べるとパスポートは冊子式で、国内では入出国手続きしか使う機会がないため、普段は持ち歩かない方が多い印象です。とは言え、運転免許のない人が転職直後で保険証が手元に届いていない場合など、身分証明書がパスポートしかない、ということもあり得るので、引っ越しすることになったら住所も変更しておくことが望ましいでしょう。

ところで、パスポートの顔写真のあるページには、住所の欄がありません。

これでは現住所の証明が難しいのでは?、と思われるでしょうが、所持人記入欄に住所を記入できますので、そこに書いてある住所を自筆で変更します。二重線を引いて前の住所を消して、引っ越し先の住所を記入しておきます。この方法は外務省のホームページデコ紹介されています。

注意が必要なのは、パスポートの期限内に何度も引っ越しして所持人記入欄が一杯になった場合です。査証欄など他の欄への記入は避けましょう。海外で入国時のトラブルの原因になってしまいます。その場合は修正テープ等を使い、上書きしても構いません。

特別に変更の手続きが必要なのは、結婚などで引っ越しするときに本籍を他の都道府県に変更する場合です。

平成26年3月20日からはパスポートの記載事項変更申請、もしくは訂正新規申請が必要になりました。これは、現在のパスポートがICチップ内蔵型になっており、元のパスポートを破棄して新しいパスポートを作ることになったからです。手続きは、パスポートや住民票、戸籍謄(抄)本などを持参の上、旅券センターで行います。

記載事項変更申請では、現在持っているパスポートの有効期限を引き継いで新しく作ってもらいます。手数料は6,000円です。一方訂正新規申請では、有効期限をリセットして新しいパスポートをつくるため、新規に発行するのと同じ手数料が必要です。どちらにするかはどれだけ有効期限まで使えるかで判断されると良いでしょう。

いずれの申請でも、受け取るまでに土日、祝日、年末年始を除いて6日かかります。大阪府では受け取り場所を各市役所に指定できますが、基本的には旅券センターでの受け取りになります。

パスポートはいつでも使えるようにしておくことが大事です。普段は片付けていることが多いかと思いますが、本籍地の変更を伴う引っ越しをした時には気をつけておきましょう。

引っ越しのお知らせ

引っ越しで大切な締めくくりとなるのが、転居ハガキを出すことです。

友人や親戚などに引っ越したことを伝え、これからもおつきあいをお願いする旨のハガキを出すのは大切なマナーです。最近では引っ越しの連絡をメールやSNSで済ませることがほとんどかもしれませんが、法人の移転はもちろん、個人でも目上の人や日頃からお世話になっている人にはきちんとハガキでお知らせすることが望ましいことと思います。

転居をお知らせするハガキは、引っ越しが済んでから1週間以内には用意をはじめます。引っ越しをしてから1〜2ヶ月後くらいまでに相手に届くようにしましょう。引っ越しが年末に近ければ年賀状に引っ越しをした旨を書いてもOKですが、そうでなければ別途用意しましょう。

まずは送り先の選定をし、ハガキの必要枚数を確認しましょう。

ロフトや東急ハンズなどの文具コーナーには、転居用に印刷されたハガキも売られています。その中から好みのデザインのハガキを選ぶという手もあります。

仕事などが忙しくてお店に行く時間がない人は、業者に注文してハガキを準備しておくといいでしょう。業者に依頼する場合は、手元に届くまでのスケジュールやデザイン、費用などを聞いておきます。

最近ではスマートフォンからも注文可能な業者も増えています。スマートフォンのハガキ作成アプリも豊富にあります。デザインも各社豊富に揃っている上、完成イメージを画面上で確認できるので便利です。投函まで依頼できるアプリもありますので、忙しい人には特にオススメです。

業者に依頼する場合、完成までには最短で翌日、長くとも1週間程度はかかるようです。日数に余裕を持って手続きをしておくと安心です。引っ越しシーズンに依頼する場合や、作成する枚数が多いと完成に時間がかかってしまうので、そのことも頭に入れておきましょう。

ハンドメイドやイラスト、書道が趣味・特技の人は自作するのを選ぶかもしれませんね。ハガキを出す人数にもよりますが、そのような人にとってはパソコンやスマートフォンを使うより早く出来上がると思います。何より趣向を凝らしたハガキは、受け取る相手に「あなたは特別な存在ですよ」というメッセージを込めることができます。

転居ハガキには、新しい自宅の住所、電話番号に加え、メールアドレス、人によってはSNSのIDなどを書いておくと親切です。ハガキに書く文章は定型文でも問題ありませんが、宛先ごとに一言添えるとより親近感が増してオススメです。

転居ハガキを出すことは人間関係を希薄にしないためにもとても大切なことと思います。引っ越し手続きの締めくくりとして覚えておきましょう。

まとめ

いかがでしたか?

小樽は観光地ですが、落ち着いた街並みが魅力です。一日も早く街に溶け込めるように、引っ越しの手続きを一歩一歩進めていきましょう。

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