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~ 中古マンション売却査定を依頼する不動産業者を選ぶポイント~
・最初に、売却査定候補を見つけるには、WEBサイト等が好印象など感覚でセレクトしてもOK
・レスポンスの良さも重要。簡易査定結果までの時間も絞り込み条件にする
・業者の最終選考基準には、査定価格が一番高額だった…をマストにしない
・どうしても1社に絞り込めない場合、数社に売却依頼する(一般媒介契約)
候補を見つける
中古マンションを売却する際、不動産業者の候補を選ぶことが一番最初にすることです。
いろいろ迷うかもしれませんが、最終的に5、6社に絞って査定見積依頼することになるので、それに近い数にしておいたほうが、精神的にも後々ラクになります。
選び方の基準ですが、大手不動産業者、地元不動産業者、ネット系一括査定サイトを2社ずつ、計6社という形ですね。
最近は、ほとんどの不動産業者がWEBサイトを持っていますので(逆に今どきWEBサイトを持っていない時点で怪しい業者に見えます。)、気になる地元の不動産業者があったら、一度アクセスしてみることをオススメします。
「中古マンションのPRが良い」「物件数が多い」「マンション物件画像が美しい、分かりやすい」など、どこかしらピンと来る業者があなたに合っています。
いよいよ査定依頼です
候補となる数社が決まったら、中古マンション査定依頼してみましょう。
この時点で依頼をするのは、簡易査定と訪問査定の2種類のうち、簡易査定で構いません。
大抵の業者は、2、3日以内に査定額を提示してくれるはずです。
この段階で、返答があるまで、1週間以上かかる業者は、候補から外しましょう。
なぜなら、「何を聞いてもレスが遅い」、は、中古マンション売却においては、最も重要なスピード感が欠けているということだからです。
売り手、買い手のどちらにも対応が遅ければ、顧客候補が逃げてしまうことになります。
2~3社に絞って訪問査定を依頼する
候補のなかから最終的に2~3社に絞って、訪問査定を依頼することになります。
このときの業者を絞り込む基準が一番難しいと思います。
<良い選考基準>
・担当営業マンの説明がクリア
・簡易査定額の根拠を聞く
・質問事項、査定依頼への対応が早い
・中古マンション物件の販売プランが明確
・過去の中古マンション販売実績
「担当営業マンの説明がクリア」と「簡易査定額の根拠」の2点は、中でも重要です。
<悪い選考基準>
・売却査定した中で、最も高額だった
・もうお客さんの候補がいて、その物件を買いたい言っていると言われた
・「買取り保証」があるので、売れないことはありえないと言われた
査定段階では、あえて高値で話ができる、買いたいお客がいる…は口約束、買取り保証の話をいきなり出すのは、釣り餌としか考えられません。
業者の決定(媒介契約を結ぶ)
ここまでかけてきた時間と手間と精神的な負担を乗り越えて形にするまであと1歩のところまで来ました。
訪問査定の段階で、調査員の担当が決まります。査定のため、あなたの自宅マンションを訪問し、実際に見積をしてもらいます。やり取りを含め複数回、コミュニケーションがあるかと思います。
質問に対する回答に誠意はあるか?また、内容はクリアか?不明な点を察してくれているか?何か起きた時の解決策を提案してくれているか?など、いくつかの基準を作り、総合的に判断してください。
ここで「専任媒介契約」を考えているのであれば、最終的に1社に絞りこむようにしてください。
現時点では、絞り込めない場合は、同時に複数業者に売却依頼ができる「一般媒介契約」を希望しているなら、上記3社(訪問査定業者)の全てに売却依頼することもできますので、少し様子を見ながら判断するのも悪くありません。