初めて引っ越しするとき、ライフラインの手続きは、どんな手続きを行っておくべきなのか不安な方も多いことでしょう。
今回は、引っ越しの際事前に行うべきライフラインの手続きをまとめました。
この記事では以下の内容を知ることができます!
・引っ越しの時に行う電気・水道・ガスの手続き方法
・いつまでに手続きを済ませるべきか
・引っ越し当日立会いは必要になるのか
Contents
引っ越しするとき手続きが必要なライフラインは電気・ガス・水道
引っ越しが決まったら、あらかじめ手続きをした方が良いことがいくつかあります。
特に必要なのはライフラインの電気・ガス・水道です。
電気は引っ越しの時に照明や冷蔵庫、携帯の充電に必要なライフラインです。
そんなに遠くないところへ引っ越しするならば、野菜やお肉などの生鮮食品、冷凍食品はできれば捨てたくないですし、素早く引っ越し先の冷蔵庫に入れたいですよね。引っ越し業者さんと連絡を取るのにも携帯電話の充電はフルにしておきたいものです。
ガスはお湯を沸かすのに必要なライフラインです。
オール電化でしたら必要ありませんが、給湯器はお湯を使うのになくてはなりません。
特に冬でしたら温かいお湯で手を洗いたいですよね。
また、引っ越し当日お風呂に入るためにもガスの手続きは事前に済ませておくことをおすすめします。
水道はトイレなどを使うのに必要なライフラインです。
また、引っ越しの後片付けを終えて手も洗いたいですよね。
ペットボトルの水やウエットティッシュでも何とかできますがそれよりやはり水道から水が出る快適さは妥協できません。
これらは引っ越し先ですぐに使えるように早めに手続きしておいた方が良いでしょう
引っ越しのいつまでにライフラインの手続きをすれば良い?手続き方法について
電気の手続き
2016年から電力自由化が始まり、様々な電力会社が参入しています。それ以前は電力会社に引っ越しの連絡をし、引っ越し当日にブレーカーの電源をオンオフする事で手続きが完了していました。
引っ越しの時に電力会社を見直す人も増えているかと思いますが、どういった点に注意すればいいのかも解説していきますね。
まずは、現時点で契約している電力会社を、引っ越し先でも利用できるか確認しましょう。
電力会社が引っ越し先では管轄外の場合は、新たな電力会社と契約し直さないといけません。
関東・関西地区へ他地域から引っ越す場合は、従来の契約を継続できる会社が多いです。
次に、新居にスマートメーターが設置されているか確認します。
スマートメーターは、通信機能を持ち、遠隔操作で検針や電力会社の切り替えを可能にするメーターです。これまで通り、東京電力などの昔からある電力会社を利用する場合はスマートメーターの設置は必要ありませんが、新電力会社と呼ばれる後発の電気販売会社と契約する場合はスマートメーターが必須です。
このスマートメーターの設置が終わっている場合、電気会社を変更しようがしまいが、引っ越しの連絡を怠ってしまいますと、せっかく新しい家に引っ越してもブレーカーの電源を入れただけでは照明や家電が使えず、大変困ってしまいます。
引っ越しの連絡は電気を使い始める日から1ヶ月ほど前からできますので、引っ越しする日程が決まり次第早めに連絡しましょう。
電力会社にもよりますが、2週間前〜2日前までには連絡が必要です。
連絡が遅くなった場合は電話で受け付けてくれることもありますが、やはり早めの手続きが安心です。
電力会社への連絡はホームページか電話がほとんどですが、中には郵送の場合もありますので確認しましょう。
電力会社を変更する場合は、これまでの電力会社へ解約の連絡と、新しい電力会社へ新規契約の連絡が必要です。
手続きをする際には、お客様番号や引っ越し日時、引っ越し先の住所、現住所などを電力会社へ伝えます。お客様番号は、領収書や電気使用量のお知らせなどに書かれているので確認しておきましょう。
スマートメーターの設置が必要な場合は、別途案内がありますので確認します。
引っ越しまでにかかった電気代は、日割り計算で精算されます。クレジットカードや口座振替、集金などから都合のいい方法を選んで支払います。電気を停止する時には係員の立ち会いは原則不要ですが、精算を集金してもらう場合やオートロックマンションの場合は立ち会うこともあります。
停止作業が終わったら退去時にブレーカーを下げたら、これで旧居の作業は終了になります。
水道の手続き
まずは旧居の水道の使用中止を行う必要があります。
引っ越しの1週間前に済ませておくことが望ましいですが、遅くとも3日前までには済ませておきましょう。
手続き方法は各自治体の水道局のホームページか電話またはファックスがあります。
水道は行政の管轄のため、電話の場合ですと受付時間は役所の開いている平日に限られ、土曜日、日曜日や祝日は手続きすることができません。
3月4月の引っ越しシーズンには土曜日も受け付けている自治体もありますので、あらかじめ営業日をチェックしましょう。
東京都水道局の場合は「引越れんらく帳」というワンストップサービスを利用すると、東京電力やNHKなどへの手続きも一度に行えます。
手続きを行う上で必要となるのが、お客様番号や連絡先電話番号、引っ越し先の住所、現住所、契約者氏名などです。
お客様番号は検針票に書かれています。ただしお客様番号が分からないとインターネットでの手続きができませんので注意が必要です。その時は電話で手続きを進めます。なお、手続きは契約者のほか、同居家族でも可能です。
退去時には今まで使用した水道代を日割り計算で精算します。
支払い方法は、払込用紙や口座振替、係員に訪問してもらいその場で支払うなどいくつかあります。都合の良い方法を選びましょう。
筆者は払込用紙をもらうことが多かったですが、その用紙を使って引っ越し先の金融機関で支払う場合、他の都道府県ですと窓口での確認に時間がかかってしまいます。
東京から大阪、大阪から東京の引っ越しの場合のいずれも確認に10分程度かかりました。
最近ではコンビニ支払いも可能になりましたので、ライフラインの精算が大変便利になりました。
ガスの手続き
2017年から都市ガス自由化が始まっていますが、電力ほど新規のガス会社参入が進んでいないようです。
しかし電気と同様、引っ越しをきっかけにガス会社を変更したいとお考えの方もいらっしゃると思いますので、この機会に引っ越し手続きを見てみましょう。
ガスの引っ越し手続きは、旧居の閉栓と新居の開栓を分けて考えます。
まずは旧居で契約しているガス会社に引っ越しの連絡をし、次に新居を管轄しているガス会社に開栓をお願いする流れになります。ガス会社によって異なりますが、2週間前に終わらせておくと安心です。
特に3〜4月の引っ越しシーズンでは大変混み合いますので、のんびりしていると新居に入居した時点でガスが使えず困ってしまうことも。
実際の連絡は、ホームページや電話などで行います。最近では電話の混雑緩和のため、ホームページからの申し込みでガス代が割引になったり、抽選でノベルティが当たることもあるようです。 引っ越し日や今の電話番号、新居の住所や電話番号などをはじめとして、領収書や検針票に書かれているお客様番号を手元に用意して連絡しましょう。
引っ越し当日ライフラインの手続きはどんなことをする?立ち合いは必要?
電気の手続き
新居に着いたら、電気のブレーカーなどを上げて使用をスタートします。
スマートメーターに切り替わっていて、新居での電力会社と契約済みにもかかわらず電気がつかない場合、新居を管轄する大手電力会社にお問い合わせてください。
なお、以前は申込書に記入してポストに投函しましたが、スマートメーターの導入により必要なくなっています。
当日電力会社の方に来てもらう必要はありませんし、立ち会いも必要ありません。
水道の手続き
引っ越し完了後に、水道使用開始届を提出する自治体もあります。
この書類は郵便受けや玄関、水道の近辺などに封筒に入った状態で置かれています。新住所や契約者など、必要事項を記入してポストインすれば手続きできますので届出用紙があった場合は忘れずに出すようにしましょう。
新居で水道を使えるようにするための手続きも忘れてはいけません。
同じ水道局を利用できる場合は引っ越し連絡の時に新居での利用開始日も伝えておきます。違う自治体の場合は引っ越し先の自治体の水道局に自分で連絡しましょう。
事前に連絡しておくと、新居では水道局があらかじめ元栓を開けて、水道を使えるようにしてくれています。蛇口をひねっても水が出ない場合は、水道メーターの手前にあるバルブを確かめましょう。バルブの場所は不動産業者か大家さんに確認しましょう。そして閉じている場合は水道局に連絡して開栓方法を教えてもらいましょう。
ガスの手続き
引っ越し当日に旧居のガスを閉栓しますが、お使いのガスが都市ガスの場合、こちらがすることは元栓を閉じておくことです。
メーターを止める作業は作業員の方が行いますが、オートロックマンションの場合などは立会いが必要になります。その際、最後のガス代を日割り計算で請求されますので作業員の方に支払っても構いません。閉栓作業に立ち会わない場合は振込や口座振替などの方法で支払います。
一方プロパンガスは閉栓に立会いが必須です。希望の日時を抑えるためにも早めに引っ越しの連絡をしましょう。
新居でのガス使用手続きについてですが、ガスは自分で開栓することができません。
開栓作業は契約者立ち会いの下で行うことが法律で義務づけられています。
このとき、ガス漏れなくきちんと燃焼しているかなど注意事項の説明を聞きながらガス機器一つ一つ確かめての作業になります。
所要時間はだいたい20分程度です。
ガスには地域によって種類が異なります。ガスの種類に合った機器を使わないとトラブルの原因になりますので、引っ越し先でもこれまでのガスコンロを使いたいが規格が合わない場合は、自費になりますがその調整も受けることができます。
まとめ
今回は、引っ越しのときに必要なライフラインの手続きをご説明しました。
電気・水道・ガスは、事前に連絡をして引っ越し当日すんなり使用できるようにしましょう。
ガスだけは当日開栓の際に立会いが必要となりますので注意しましょう。
引っ越しが決まったら、引っ越しの費用を少しでも抑えるために、複数の引っ越し会社で査定を取ってみて安い会社に依頼をすることが大切です。
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